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戯 言 帳

(2006年09月)

帰国
 9月4日(月)
先ほどアメリカから無事に帰国しました。


ノートPCを持って行ってたので、
随時更新するつもりでいましたが、
ネット回線がなかなか確保できなかった事、
FTPが海外IPの制限を食らってしまっていた事、
戯言帳のCGIがおかしくなっていた事で
全く更新できませんでした。


多少日付は前後しますが、随時更新して行きたいと思います。

渡米目的
 9月6日(水)
まぁ、簡単に言えばヘリの免許取得のためです。


日本で同じ行程を行うと、倍以上の費用がかさみます。
また、期間もそれなりにかかってしまいますし、
何かと制限やら規定がうるさい日本で取得するより
アメリカに行ってしまった方が簡単に取れますからね。

とは言っても、試験は学科試験、口頭試験、実技試験の
3段階に分かれており、当然のごとく英語なので、
そう簡単にはいきませんね(笑)

今回はビザ無しで滞在有効な最大90日間と言う
期間で渡米する事になりました。

最短で45日という設定もありますが、
実際にこの期間でやると時間的に絶対無理です。
やったとしても超ハードスケジュールになる上、
身に入らないのが目に見えてます。

アメリカでは通常6〜12ヶ月で行う内容を、
日本の殆どのスクールでは3ヶ月くらいで行うそうです。


大まかに試験の説明をすると、学科試験はパソコンを使って
オンラインにより試験が行われます。
ASAという会社の問題集がほぼ99%そのまま出題されます。

内容は工学や気象、法律、航法、航空医学など、
12章に分類された物の中から60問出題され、
3択方式で70%が合格ラインになります。


口頭試験と実技試験は最終試験となり、同じ日に行われ、
必要な飛行時間など、要求された訓練内容をクリアできた状態で
初めて受験できます。

まずは口頭試験が行われますが、学科試験に出てきた内容や
実技試験で使う知識などが聞かれます。

○○とは何か? これは何だ? □□について説明せよ
みたいな感じで、私の場合は大体40問くらいで
約1時間半かかりました。

これをクリアできないと実技試験に進むことが出来ません。

実技試験は自動車免許と同じ感覚で、決められた項目を
次々にクリアして行く事になります。

受験資格が総飛行時間40時間以上となっておりますが、
たかだか4,50時間乗っただけで上手く操縦できる人は
多くありませんので、安全に飛行できるかどうかが重要項目で、
多少の失敗は妥協してくれます。

実技試験よりも口頭試験が重視されていた気がします。

やはり、試験と訓練とは緊張感が違いますので、
感覚が狂ってなかなか上手くできませんでした。


まぁ、私の場合は運悪くヘリの故障や試験官の都合が
なかなか合わず、帰国前日に合格できたって感じでした。

合格できたとは言え、まだまだ経験不足ですが、
ちゃんとした国家試験に合格した以上、
正式なパイロットして認められた訳ですので、
胸張ってヘリパイロットと主張できますね(笑)

とりあえず
 9月21日(木)
帰国して2週間が過ぎました。

やはり、自宅の方がそりゃ良い訳ですが、
アメリカもアメリカで良い部分がたくさんありました。

日本に比べてアメリカの良い所、悪い所を列挙してみます。


−良い所−

・物価(主に食品)が安い

レストランとかで値段的に高いものでも、
値段以上の量や質がある。
ドリンクも基本的におかわり自由。

ジュースも2リットルペットボトルが約100円だったり、
350ml缶4ダース約1200円だったり・・・

税率(消費税)はカリフォルニアでは7.5%でしたが、
物価が全般的に安いので全然気になりません。
バカな専門家は日本は税率が安いとか言いますが、
物価が安いから税率が日本より高くても気になりませんが、
日本みたいに物価が高い上にこれ以上税率上げられたら
たまったものじゃありません。


・人付き合いが良い

愛想が良いと言うか、他人であっても普通に話しかけてきます。
なれなれしいと感じる事はありませんでしたし、
慣れない英語だったので一方的な会話になってしまった
場面もあって悔しい時もありました。


・交通マナー

アメリカは乱暴と一般的に思われてますが、
確かに雑な部分がありますが、駐車禁止エリアには駐車してる車はありませんし、
フリーウェイの優先車線(乗車2名以上で通行可)も
特に仕切られてはいないのに、しっかり守られてます。

日本(むしろアジア諸国)だと、そこら中に路上駐車するし、
優先車線であっても、空いていればお構い無しに走りますからね。

信号の無い(もしくは故障等)交差点では、
交差点に進入してきた順に通行するルールが
しっかり守られているので、渋滞やトラブルが起こりません。


・気候

まぁ、こればっかりは場所次第ですが、私が滞在した場所は
日中30〜40度以上、朝方は20度前半といった砂漠性の気候でした。
暑いのは確かですが、暑くても湿度が低いので、日本みたいなジメジメ感が無く、
太平洋からの冷たい風が吹き込むので、比較的過しやすい気候でした。
ちなみに90日間で雨が降ったのは3階でした。


−悪い点−

・全般的におおざっぱ

これはお国柄なので仕方ないでしょう。
証明写真を頼んだら、普通のコンパクトデジカメを
持ってこられたので焦りました。


・TV

チャンネル数は日本よりも全然多いのですが、
日本みたいなバラエティっぽい番組は少なく、
ニュースやドラマ、映画が多かった気がしました。
野球なんか常時やってましたね。
エロビデオは無修正のクセに、テレビではモロ出し禁止らしく、
ボカシがかかってたのがむかつきました。


・買い物
基本的にショッピングモールが各地にあるのですが、
そこまで行くのに結構距離があります。
都内だとどこにでもあるような店でも、
アメリカだと車で1時間とか普通です。
家電屋なんか1軒しかありませんでしたね。


とりあえずこんな所ですか。
また暇を見て適当に更新します。

特殊航空無線技士
 9月27日(水)
合格しました。

とはいっても、22〜24日の総務省認定養成講座を受ければ
100%受かる試験なんですけどね。

科目は無線工学、法規、無線通信術の3つで、
無線工学は5時間くらい、法規は10時間くらい、
無線通信術が2時間くらいでした。

元々第3級アマチュア無線技士の資格を持っていたので、
航空寄りの内容以外は殆ど重複していたので眠くて仕方ありませんでした。

また、講習中に模擬の問題集が配られるので、
それだけやっていれば合格してしまう程度の試験です。

国家試験とちょっと違うのは、国家試験では4択のマークシート
だったと思いますが、修了試験は単語や一文程度の筆記もあります。

実際、修了試験では全部問題集の中から出ました。
試験時間90分もありますが、10分もしないで終わってしまいます。

電気通信術は2回に分けて、受話・送話の試験が行われるのですが、
簡単に言えばA(アルファ)、B(ブラボー)といった
フォネティックコードを2分間で100文字を書き取り、
または読み上げる試験になります。

これもアマチュア無線で散々日常的に使っていたので、
講習中も講師から問題無いと言われたくらいで、全然楽勝でした。


試験結果は27日に届いたのですが、当然合格でした。

講習を受ければ100%合格できる試験と言うことですが、
それでも、電気通信術で再試験になっている人がいましたね。